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社会貢献とは|vol.1
ゴミを拾いながら、地域貢献を考える。

こんにちは、鉛筆です。
 
「 御社は社会にどのように貢献しているんですか? 」
 
この質問、広報・採用系の企業交流セミナーでは頻繁に出てきます。
学生さんから質問されることも(とっても!)よくあります。
 
このコラムでは「小泉製麻の社会貢献とは?」を環境配慮地域保全をテーマに、広報担当者の視点から2回に分けてお伝えしていきます。
 

事業を通じた社会貢献

小泉製麻は事業を通じて「社会課題に挑戦する」と挙げています。
当ホームぺージの「ご挨拶」でも、代表取締役社長・小泉は「少しの工夫で大きな便益を供与できる資材の企画・開発を通じ、社会に貢献」…と話しています。
 
まずは社会に貢献できる事業をつくり、そこで得られた利益を社会に還元すること。
それが事業活動をするうえでの、わたしたちの社会への貢献の仕方です。
 
社会に貢献できる事業として、近年では「環境に配慮した商品開発と提案」に取り組んできました。
こちらの緑のマーク、商品チラシやこのホームぺージ内にもたまに出てきます。
 
小泉製麻の経営理念の要素のひとつに『地球と人にやさしい暮らしを目指して』があります。
『地球にやさしく』と、2021年3月に環境方針『KOIZUMI GREEN POLICY』を発表しました。
 
2030年までに取り組むこととして「環境に配慮した原料の使用を検討し脱プラスチック・減プラスチック化した商品の企画・開発を進める」など、大きく5つの項目が挙げられています。
この『KOIZUMI GREEN POLICY』の考えをもと、この春からご紹介しているのが業務用液体容器「クリーン + バイオマスプラタイプ(サトウキビ由来のバイオマスプラスチック使用)」です。
物流現場でのシュリンク包装の使用削減を目指した商品「はらまきベルト」も、環境への負荷低減に貢献する商品と言えます。
他にも、地被植物活着シート「べた~とシート」は売り上げの一部を森づくり活動に寄付しています。
 
小泉製麻の環境配慮商品について詳しくは…
▶商品情報ページ:はらまきベルト
▶商品情報ページ:べた~とシート
 
今後もこのような『地球にやさしい』商品は、(続々!)ご紹介させていただく予定です。
 

地域への貢献の仕方

『地球と人にやさしい暮らし』の『地球に…』は事業を通じ(まだまだ途中ですが…)貢献しつつあるとして、『人に…』では何をしようとしているのか。
 
現在、当社がおこなっているCSRは2軸、
「地域貢献」それから「スポーツ支援」です。
 
「スポーツ支援」については過去のコラムで詳しくご紹介しました。
アスリート支援に加え、地域の特別支援学校の生徒さんをボウリングに招待し、スポーツを通じ身体を動かすこと・非日常感を楽しんでいただいています。

神戸六甲ボウルでの招待ボウリング

 
私たちが事業活動以外でなにかを考えるとき、『地域貢献』というキーワードが常に出てきます。
それは、明治の時代からこの地域でお世話になってきたという当社の譲れないポイントなのかもしれません。
グループ会社はこの地域で商業施設を運営しており、小泉製麻の事務所もその商業施設の中にあります。
(関東で貸し会議室を借りたら「え~小泉製麻??ボクの地元その辺で、遊びに行ってましたよ!」と盛り上がることも)
 
そんな地域に私たちが「スグにできること」として、今年は『地域の清掃活動』に力を入れています。
 

地域清掃|まずは小さなことから。

毎月、3名でグループが運営する商業施設2つ、グランド六甲ビルとサザンモール六甲B612の間のエリア(片道550m)のゴミを拾っています‥
と聞くと、「え~。周辺のゴミ拾い??地味だし、なんの意味があるの?」と思われる方はきっと多いでしょう。
企業のCSRと言えば、森をつくったり、美術館をつくったり、きらびやかな事例がたくさんあります。
(わたしも図書館とかつくってみたい。憧れます。)
 

年数回の一斉清掃の様子

今までも年に2回、20~30名規模での地域の一斉清掃はおこなってきました。
ただ、そこに微妙な疑問。
…参加社員は何を思って参加しているんだろう?招集されたから??
…清掃後、社員は何を感じるんだろう?掃除終わったら、すぐに客先対応しなきゃ??
 
ゴミが無くなった・(すこしは)キレイになった、という時点で地域貢献と言えるかもしれません。
でも、もっと『地域』に想いを寄せる活動になったら、もっと(なにか)良さそうな気がする。
 
グループ3社の広報担当者でお茶会(意見交換会)を開き、
「地域貢献でこれから何ができる?何したい?」を話したとき、
まっさきに「継続的な活動がしたい」という点が一致しました。
 
「継続的な活動」を通じて、私たちがまず『地域とは』を考える時間をもつこと。
スグに動けるメンバーがスグにできることを、まずやってみる。
 
その結論が『グループ広報担当者(3人)が、グループの商業施設2つをつなぐ導線を毎月清掃すること』となったのです。(これなら、なにも特別な準備はいりません。)
ゴミを継続的に拾い始めて、気付くことがあります。
 
…このお店、経営母体が変わってから周辺のタバコのポイ捨て減ったな。
…夏は缶ゴミが多い(飲みながら歩いてるんでしょうね)、涼しくなってきたから食べ物系が増えるな。
…ここは夜は路上で酒盛りがあるのね(昨夜はレトルト麻婆パーティーかしら)。
…このお店の方、わざわざお店から出てきて「ご苦労様です!」ってめちゃくちゃ爽やか。
 
などなど。
 
『地域』というぼんやりとした場所が、そこに住む方々やそこでの営みという具体的な形で見えてきます。
そうなると「この地域に何ができるんだろう?」だけではなく、「この地域と何ができるんだろう?」という想いにもつながってきます。
 

ゴミを拾ってから考える

今回のコラムでは、継続的な地域清掃についてお伝えしました。
 
継続的な活動をすることで、まずグループ会社の担当者間のコミュニケーションの機会が増えました。
こんな企画や提案をすすめようと思っている、だったらこんな連携できると面白そうだよね、など
ちょっとした悩みや軽いアイディア共有が以前よりカジュアルに行われるようになりました。
 
それから「地域」の姿を改めて見る機会となり、
どのような形で貢献したいのかをそれぞれの担当者が考える良い時間となりました。
 
ただ、この活動の社内外での認知はまったくありません。
広報担当としては、今後どう発展させていくべきか考えるタイミングにきました。
社内の「社会貢献」「地域貢献」に興味あるメンバーとの連携はできない?
自社だけの活動に終わらせてよいのか?
 
次回のコラム(社会貢献とは|vol.2)では、10月末に行った海岸清掃に触れつつお伝えしていきます。
 
 

 

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