商品コラム
土木資材
エコマーク取得&高耐久! 15年選ばれ続ける防草シート、緑化マルチフェルトシリーズ『Ver.600』『エバー』開発秘話

販売開始から15年以上経過したロングセラーの防草シート、緑化マルチフェルトシリーズの『Ver.600』と『エバー』。
2021年にはエコマークを取得し、自社で定める「KGP(KOIZUMI GREEN POLICY)」の対象商品でもあります。
なぜこれほど長く支持されるのか?
開発者へのインタビューで、誕生の背景と今後の展望を探りました。
※小泉製麻では環境問題の改善に取り組むための環境方針「KOIZUMI GREEN POLICY」を定めています。詳しくはこちら
目次
前身商品の改良から誕生した『Ver.600』
実は『Ver.600』には、前身となる商品が存在します。 『Ver.3』という、厚さ4mm、1㎡あたりの重量が400gのフェルトタイプの商品です。『Ver.3』はマルチングシートという位置づけで造園分野で普及しましたが、造成後の維持修繕分野では、より高い防草効果が求められました。
『Ver.3』の厚さ4mmはそのままに、1㎡あたりの重量を600gにして密度を高めることで、高い防草機能を備えた防草シート『Ver.600』として誕生しました。
再生原料の採用に至ったきっかけはコスト対策
ところが、このヴァージン原綿の価格が高騰してしまって……。
再生PET繊維の比率・強度・色味…一筋縄ではいかない開発
再生PET繊維を入れることで価格は抑えられましたが、強度が出にくいという難点がありました。
元々、フェルトタイプは長期防草用で設計していた商品ですので、強度は耐久性に直結します。ここは大きな懸念点でしたね。
求める性能を満たす商品を実現するため、何度も試作を繰り返しました。
また、防草シートは一般的に景観に馴染む「緑色」が好まれます。
しかし、リサイクル繊維は黒やグレーが多く、防草シートに求められる緑色をそのまま実現することは難しく、ここでも頭をひねりました。
色々と検討した結果、「①シートを2層に分ける」「②混ぜて使用する」という合わせ技が誕生しました。
不透水性の防草シートである『エバー』にも『Ver.600』と同じ原綿を使用しています。
『エバー』は不透水を実現する層であるオレフィン系樹脂にもリサイクル原料を使用しています。
オレフィン系樹脂が水をブロックし、植物の成長を抑制します。今までの防草シートよりも防草効果が高く、長く使用いただける商品として、不変を意味する『エバー』という商品名になりました。
2021年にエコマークを取得
環境問題への対策に関する機運が高まる中、
『Ver.600』と『エバー』はエコマーク認定を取得しました。
コスト削減をきっかけに始めた再生PET繊維の利用ですが、「長年、環境保護保全に貢献していた商品だったんだ」と改めて実感できた瞬間でした。
ロングセラーの商品ということもあり、エコマーク取得をきっかけに、『Ver.600』や『エバー』を長年ご購入いただいているお取引先様と、改めて商品についての話が弾んだことも嬉しかったですね。
将来のニーズに、安心をプラスしてお応えしたい
労働人口の減少に伴い、維持管理負担低減の必要性はますます高まっています。
一度施工すると雑草管理の負担がグッと減らせる防草シートが必要とされる場面は、今まで以上に多様化、そして増加していくのではないでしょうか。
様々な防草シートがある中で、利用を検討される場合には「品質」が一つの選定基準になると思います。
また、公共物件などではグリーン調達の流れも加速していくのではないでしょうか。
『緑化マルチフェルトシリーズ』の『Ver.600』と『エバー』は、
再生原料を使用しながらも約10年という耐久性を裏付ける実績を数多く積んできています。
環境配慮型の商品として、また高品質・高耐久な商品として、これまでの実績を土台にお客様に安心感を持って選んでいただける商品であり続けたいと考えています。
たかが資材、されど資材。開発にかける想い
私たちが日々、新商品の開発に向き合う中で大切にしている大きなテーマとして「省力化」や「インフラの長寿命化」が挙げられます。 資材が持つ力で、今の社会をもっと豊かにしていきたい。その目標に向かって、これまでにない新しい資材や工法を、自分たちの手で生み出し続けていきます。
商品情報
緑化マルチフェルトシリーズ『Ver.600』
・自動車専用道路をはじめ、鉄道や公共、民間物件でも広く採用
・安心の4mm厚
・太陽光を99%以上遮光することで、雑草の生長を抑制
・透水性に優れ、迅速に水分を土壌に還元
緑化マルチフェルトシリーズ『エバー』
・3層構造の不透水性防草シート
・シリーズの中で最も高い遮光性
・内部の遮水構造により水分を遮断し、雑草の生長を抑制
・不透水資材としては軽く使いやすい
エコマーク取得商品 (認定番号 21 131 001)
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
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小泉製麻株式会社 国土環境事業部
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