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法面保護で活躍!Concrete Fabricによる土砂流出抑制と防草対策【新潟県県道施工事例】

新潟県の県道沿い法面において、セメント複合フェルトマット「Concrete Fabric(コンクリートファブリック)」を使用した施工事例をご紹介します。
 

1.施工概要とConcrete Fabric採用背景

現場では、通学路となる道路への土砂流出防止と、雑草管理にかかる手間の軽減が課題となっており、法面保護防草対策を両立するため、Concrete Fabricが採用されました。

施工現場の詳細は以下の通りです。

・現場所在地:新潟県 県道沿い
・施工目的:法面の保護および通学路への土砂流出防止、雑草管理の省力化
・法面条件:45度勾配
・施工面積:約80㎡
・使用数量:23巻(ロス込み)
 

2.Concrete Fabric施工手順

法肩から法尻に展張

法肩から法尻に展張


法肩から法尻に向かってマットを広げ、引っ張りながら法面に展張していきました。

重ね部は専用粘着剤を塗布し、片方のマット端部を内側に折り返し固定。

隙間なく敷設することで、法面全体をしっかりと覆いました。

 

作業は下記スケジュールで進行しました。

・1日目:マット敷設(約70㎡)
   09:00~12:00 マット敷設、重ね部張り合せ、ピン・ワッシャー打設(約35㎡)  
   13:00~16:00 マット敷設、重ね部張り合せ、ピン・ワッシャー打設(約35㎡)
・2日目:AM マット敷設(約10㎡)/ PM 散水作業
・3日目:マット硬化確認
 
人工:作業員3名、世話役1名
 

3.散水工程|Concrete Fabricの硬化プロセス

施工面積80㎡に対して、シャワーヘッド付きホースを使用しまんべんなく均一に散水。
約2時間弱で作業が完了しました。

翌日にはしっかりと硬化が確認でき、耐久性に優れた仕上がりとなりました。

4.Concrete Fabricとは?

Concrete Fabricは、セメントとファイバー技術を組み合わせた複合フェルトマットで、展張して散水するだけでコンクリートのように高強度で防水可能な構造体となる革新的な製品です。
従来工法に比べて作業時間や施工負荷を削減でき、法面の土砂流出防止雑草対策に最適です。さらに、施工後スピーディーに硬化が進むため、短期間で現場の安全性を高めることができます。
 
 Concrete Fabricの特長 
 ・高い施工性|マット状で現場形状にあわせた成形が可能
 ・高い耐久性|10mmの厚手仕様で高い強度を保持
 ・環境保全に|表面を保護し、地盤浸食、風化などの環境被害を効果的に防止
 

5.まとめ|新潟県施工事例に見るConcrete Fabricの有用性

今回の新潟県県道沿い法面施工では、Concrete Fabricを使用することで短期間で効果的に土砂流出を防止し、雑草管理も省力化することができました。
特に、交通量の多い通学路沿いなど、安全性が求められる場所では、迅速かつ確実に施工できるConcrete Fabricのメリットが大きく活かされます。
法面の保護対策防草対策にお悩みの方は、ぜひConcrete Fabricの導入をご検討ください。
 

6.関連リンク|Concrete Fabric製品情報

※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。

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