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目的別!防草シートの種類解説とおすすめ商品ご紹介

こんにちは、国土環境事業部の熊崎です。
「草刈り作業に労力を割きたくない」「除草剤を撒けない」とお困りの方が、
雑草対策として防草シートを使用するケースが増えています。
 
当社でもさまざまな防草シートを扱っていますが、利用目的や使用シーンでオススメは変わってきます。
今回はそんな防草シートの目的別の選び方とポイントをご紹介します。
※敷き方については別記事で解説します📝
 
この記事で、分かること
 ●防草シートにどんな種類があるのか
 ●目的・シーン別のオススメについて
 ●選び方のポイント
 

1.防草シートの種類

防草シートは、使用シーンで大きく分類すると、曝露ばくろ非曝露ひばくろの2種に分かれます。
 
使用シーン分類
 ● 曝露ばくろ:土の上に敷設し、シートが雨風にさらされる状態で使用する(シートの上に更に何かを被せることはしない)
 ● 非曝露ひばくろ:景観のため、シートが直接露天にさらされていない状態で使用する(シートを砂利下で使用するなど)
 

使用される業種で分類すると、建設・土木外構(エクステリア)農業など、
業界によって使用される防草シートの種類はさまざまです。

業界分類
 ● 建設・土木
 ● 外構(エクステリア)
 ● 農業 など
 
それぞれ目的別に解説していきます。
 

1-1.砂利下・人工芝の下にオススメの防草シート「KOMAこーま100EX」

使用シーンは「非曝露」にあたります。
砂利下や人工芝の下にはKOMAこーま100EX(砂利下専用)」がおすすめです。
繊維同士の隙間を極力少なくした高密度の不織布でできています(スパンボンドタイプ)。
 
砂利などの下に敷くことで、
雑草の生長防止、飛来種子の根づき防止、砂利の埋没防止などの効果があります。
 
当社では非曝露の防草シートとしては「KOMAこーま100EX」を標準品としていますが
強力な雑草を抑えたい、もっと耐久性がほしいといった場合は「KOMAこーま150」をおすすめします。
 
・素材:ポリエステル(PET)
・当社の該当商品名:KOMA100EX、(KOMA150)
・用途:住宅の庭、砂利下など
 
💡 100や200といった数字は1㎡当たりの重量(g)を表します。
  一般的に、数値が高い程、耐候性が高く(=耐用年数が長く)なります。
 
当社商品ページ
 

1-2.曝露で短期~中期(5年以上)雑草を抑えたい場合は「KOMA150,200,250」がおすすめ

「KOMA100EX」と同様、繊維同士の隙間を極力少なくした高密度の不織布でできています(スパンボンドタイプ)。
砂利下専用の「KOMA100EX」よりも、繊維の厚み・重量・密度が高く、耐候性や耐久性に優れたラインナップです。
 
・素材:ポリエステル(PET)
・当社の該当商品名:KOMA150、KOMA200、KOMA250
・用途:短期~中期(5年以上)の防草
 
短期~中期(5年以上)の防草にはKOMA150KOMA200、KOMA250をおすすめします。
チガヤやススキなどイネ科の強い雑草も抑制します。
 
当社商品ページ
 

 1-3.曝露で長期間(10年以上)雑草を抑えたい場合は「緑化マルチフェルト(ニードルパンチタイプ)」シリーズを

 
フェルト状の耐久性に優れた防草シートです。
KOMAシリーズに比べ紫外線への耐性に強く、約10年以上の長期防草に適しています。
 
・素材:ポリエステル(PET)
・当社の該当商品名:緑化マルチフェルトVer.600(4mm厚フェルト)
          緑化マルチフェルトVer.5(2層構造)
          緑化マルチフェルトエバー(遮水タイプ) ※注
 
 
一般雑草(広葉雑草)に対し、長期間(10年以上)防草したい場合には「緑化マルチフェルトVer.600」をおすすめ、
チガヤやススキなどイネ科の強い雑草を防草したい場合は「緑化マルチフェルトVer.5」をおすすめします。
 
緑化マルチフェルトエバーは、雑草の生長要因である光と水を遮断する為、最も防草効果に優れたシートです。
※エバーは遮水タイプで水を通さない仕様の為、現場環境を十分考慮しご選定ください。
 
写真では分かりにくいですが、これら3点は厚みがしっかりあるシートです。
「費用をかけてでも長期防草したい!」という場所に適しています。
 
当社商品ページ
 

1-4.農業用の通路やハウス周囲、畦畔には織物タイプの防草シート「ルンルンシート黒黒」または「白黒(グレー)」がおすすめ

織物タイプの防草シートは経糸たていと緯糸よこいとを織ることで構成されています。
引張強度に優れ、摩擦に強い特性があるため、人が上を歩いたり、台車が通ったりするような場所に向いています。
 
農業用ハウス内の通路ハウス周囲畦畔・法面・休耕田など、農業分野で使用されることが多い商品です。
 
前述の不織布やフェルトタイプの防草シートよりも平米単価は安くなります。
 
●黒色の防草シート
ルンルンシート黒 使用現場

ルンルンシート黒黒 使用現場

 
”黒色=光を遮る力がある”
 
防草シートでは最も一般的な色とされています。
耐候性に優れており、当社も「ルンルンシート(黒×黒)」を販売しています。
 
 
 
 
 
●グレー(白×黒)の防草シート
ルンルンシート(白×黒)使用現場

ルンルンシート(白×黒)使用現場

防草シートはカットサンプルなどの小さいサイズで見るとイメージしにくいですが、通路や周囲全体に敷くと面積が大きいゆえに、色による違いを強く感じます。
 
黒色シートだと、「少し暗くなりそう」といったお声もありますが、
グレーは白の糸も使用しているので、敷いた部分を暗く見せないメリットがあります。
 
 
 
 
当社商品ページ
 

1-5.グレー(白×黒)の防草シートは農業用ハウス内にも使える

ルンルンシート白黒の使用現場

ルンルンシート白黒の使用現場

 
グレーの防草シートは屋外での使用もおすすめですが、ハウス内でももちろん使用いただけます。
 
写真はイチゴのハウス内で「ルンルンシート(白黒)」を使用いただいている現場です。
暗くなりすぎず落ち着いた雰囲気があります。
 
 
 

1-6.農業用ハウス内には反射・遮熱性にも優れた白色防草シート「ルンルンシート白ピカ」がイチオシ

白色の防草シートはグレー同様、色の効果で明るく見せることができます。
当社の「ルンルンシート白ピカ」は、特殊加工を施し、太陽光の反射率を高めた防草シートです。
シート周辺の温度上昇を抑えるなど、遮熱性にも優れています。

ハウス内の反射シートや屋外遮熱用途にも使用いただけます。

当社商品ページ
📝使用現場の紹介や、商品チラシも下記ページからご確認いただけます。

 

2.防草シート選び、5つのポイント

2-1.遮光率の高さが雑草の生えにくさにつながる

雑草の生長に必要な「日光」を遮ることで、雑草の生長を抑制する防草シート。
つまり、密度の高いもの、繊維や糸同士の隙間が少ないもののほうが防草効果が高いと言えます。
 
当社のKOMAシリーズ、緑化マルチフェルトシリーズの防草シートは、極細繊維を用いて
密度ムラを極力減らしている為、砕石下向けのKOMA100EX以外、全て99%以上の遮光率を保持しています。
シートのサンプルを光に透かして、ぜひ見比べてみてください。
 

2-2.抑えたい雑草の種類を事前に確認!一般雑草か強壮雑草かをチェック

葉先が丸く背丈の低い雑草(=一般雑草)は、織物タイプの防草シートでも十分抑えることができますが、
チガヤなどのイネ科の強壮雑草が生える場所には織物タイプでは不十分です。
 
強壮雑草は貫通力が非常に高く、チガヤはアスファルトをも貫通します。
強壮雑草にお困りの場所で使用する場合は、対応したグレードを選ぶようにしてください。
 

2-3.防草シートの価格差と耐用年数を知っておく

基本的には「耐久性」と「価格」が関連しています。

  • 高価なシート=密度や厚みがある=耐用年数が長い=雑草が生えにくい
  • 安価なシート=密度や厚みがあまりない=耐用年数が短い=雑草が生えやすい
となります。
例えば、長期利用をしたいのに価格だけで安価品を選んでしまうと、敷きなおしや
再び雑草処理の手間が増えることにもなりかねません。
利用目的に合わせたものを選ぶようにしましょう。
 
※耐用年数は、あくまでも目安です。使用状況により異なります。
 

2-4.水はけ(透水性)のよいものを

透水性が悪いとシートの上に水たまりができ、衛生面で良くない影響も生じます。
また、大雨の際などに吸収しきれなかった水が水路などに流れ込むことによる二次被害に繋がる可能性もあります。
当社のKOMAシリーズ、緑化マルチフェルトシリーズの防草シートは、全規格で透水試験を実施しています。
※用途により、不透水性(水を通さない仕様)の防草シートも存在します。(当社品「緑化マルチフェルト エバー」)
 

2-5.不織布タイプと織物タイプの特徴を知っておく

耐用年数と価格が相関関係にあるとお話しましたが、高価な防草シートを使えば安心、というわけでもありません。

大まかな価格の違い
緑化マルチフェルトシリーズ(ニードルパンチ) > KOMAシリーズ(不織布) > ルンルンシートシリーズ(織物)
 
例えば、高い防草効果を求めて農業用ハウス内で緑化マルチフェルトやKOMAシリーズを使うこともできなくはないですが、
織物タイプの防草シートは引張強度に優れ、摩擦に強い特性があり、人が上を歩いたり、台車が通ったりするような場所に
向いた仕様になっています。
 
不織布タイプは、一般的な使用シーンが法面などであり、台車が頻繁に通ったり、人が頻繁に歩くことはあまり想定されて
いません。
商品の特徴・違いを知り、使用する現場の状況にあったものを選ぶことが最も重要です!
 

3.まとめ

利用環境によっておすすめのシートは変わります。
せっかく、防草シートを敷いたのに、雑草が生えてきてしまった・・・とならないよう、
シート選びの参考になれば幸いです。
現場環境に合わせて、施工方法や活用できる資材をご提案させていただきますので
是非お気軽にお問合せください。
 
「📚防草シートカタログ」には、建設・土木・エクステリア向き商品のみですが、
シート選定するための簡易なフローチャートを掲載しているので、
そこから選んでいただくのも分かりやすいと思います。
ぜひとあわせてご確認ください👇
 

後日、敷き方・施工手順についてもコラム内でご紹介させていただく予定です!

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