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荷崩れ防止の「はらまきベルト」ができました!

今日は2020年秋からの新商品、荷崩れ防止資材「はらまきベルト」をご紹介します。
 

ストレッチフィルムを減らしたい

農業資材の卸売業をされているお客様から、「ストレッチフィルムの使用量を減らしたいんだよねぇ」という相談を受けました。
 
ストレッチフィルム

使いまわしのできないストレッチフィルム

お話を聞くと次のような業務をされていました。
  • 商品をパレットに段積みしてストレッチフィルムを巻く
  • パレット毎トラックに積み込み運搬
  • お客様の現場で商品を荷下ろし
  • カットしたストレッチフィルムとパレットを倉庫へ持ち帰り
いろいろな現場へ何度も運搬しているとストレッチフィルムのゴミがかなり溜まるようです。
そんなお声から当社の「はらまきベルト」は出来上がりました。
 
 

荷崩れを防ぐ方法は

パレットの上に載せた荷物を運搬する際に、気を付けなければならないのが荷崩れです。
荷崩れ

荷崩れは商品を傷つけてしまう

フォークリフトでの運搬やトラックの荷台に積んだ後の輸送中、荷物に振動や衝撃が伝わると荷崩れが起こります。
 
とくにパレットの上に重袋や段ボールを段積みした場合、個々の荷物が異なる挙動をすると荷崩れが起こります。
この『個々の挙動』を防ぐために、多くの現場ではストレッチフィルムを巻いています。
 
しかし近年、廃プラスチック問題が話題になっています。
このストレッチフィルムを削減して、別の方法で荷崩れ防止をしようという動きが増えてきました。
滑り止めシートや、この「はらまきベルト」の様に繰り返し使用できるベルトが代替されてきています。
 
 

荷崩れ防止資材「はらまきベルト」

環境配慮・作業の効率化に貢献する「はらまきベルト」

この「はらまきベルト」には次の特長があります。
 
  • 繰り返し使用でき、ストレッチフィルムの使用量を削減
本体ベルトは、PPクロスというフレキシブルコンテナに使用されている生地と同じ生地を使用しています。
軽量で強度が高く、繰り返しの使用に耐えます。

荷崩れ防止資材

📢 フレキシブルコンテナとは、粉や粒子を1t入れて運搬する袋のことです
 
 
  • 様々な形の荷物を固定
本体ベルトを荷物に巻いた後に固定するベルトが上下2個所にあり、それを面ファスナーで固定します。
この2個所のベルトを調整することで、荷物の凸凹にも対応できます。
お客様の荷物に合わせたベルトを設計して、生産することも可能です。
 
  • 1人で簡単に取り付け
補助ベルトを使用すれば、1人でベルトを荷物に巻くことができます。
 
 

ストレッチフィルムはどれぐらい削減できるのか

「はらまきベルト」をストレッチフィルムの代わりに使用すると、どの程度プラスチックの使用量が削減できるのでしょうか。
 
1.1m角パレットを想定して、計算してみました。
年間1,200パレットを輸送した場合を想定してみましょう。
 
1パレットに使用するストレッチフィルムの重量を110gと仮定すると、
1,200パレットを輸送した場合、年間のストレッチフィルムの使用量は132kgです。
 
「はらまきベルト」の重量は約1kgです。
仮に20枚のはらまきベルトを繰り返し・・・・使用すれば、年間の使用量は20kgです。
 
年間で比較すると、プラスチックの使用量は 132kg → 20kg に削減できます。
 

荷崩れ防止資材|ラインナップ

2022年9月に東京ビッグサイトで行われました国際物流総合展で「はらまきベルト」も紹介させていただき、様々な反響をいただきました。
皆様が口を揃えておっしゃるのは、「ストレッチフィルムの削減」というフレーズでした。
もちろん、当商品が使用できる運搬方法とできない運搬方法があると思いますが、
冒頭のお客様のように短時間の荷崩れ防止対策としては有効です。
 
当社では、『荷崩れ防止資材』として本日ご紹介した巻くタイプ「はらまきベルト」のほか、
商品の下に敷く「ズレボウシート」という商品の発売を予定しております。
近々お披露目できると思いますので楽しみにしてください。
 
 
 

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