商品コラム
物流資材・カバー
麻のダンプシートはありますか?
私たちは「産業用の麻製品」を販売しています。
とはいえ、産業用の麻製品にはどんなものがあるのでしょうか?
日常生活で見かけませんよね。
例えば、コーヒー豆を入れた袋とかでしょうか(コーヒーショップに飾ってあるあの袋です)。
今回は、そんな産業用の麻製品の一つを紹介させていただきます。
「ダンプシート」または「アスファルト保温シート」「合材シート」
「ダンプシート」という名前から、それがどんな商品でどんな用途で使われるのかイメージできますか?
私も最初はなんだか分かりませんでした。
名前から想像するに「ダンプで使用するもの」だとは理解していましたが。
ダンプシートは「アスファルト保温シート」「合材シート」とも言います。
少しイメージできてきましたね。
アスファルトを運ぶときに保温のために被せるシートです。
アスファルトをプラントから持ち出すときの温度はとても高温です(160~180℃程度)。
トラックの荷台に乗せて施工現場まで運ぶ間に、温度が低下しないように保温シートを敷きます。
温度が低下するとアスファルトが固まってしまい、仕上がりの品質に影響が出るからです。
この用途のダンプシート(アスファルト保温シート・合材シート)には、大きく分けて『化成品タイプ』と『麻製品タイプ』があります。
当社が扱っているのは『麻製品タイプ』のダンプシートですので、
「麻マット」「麻シート」とも呼ばれたりもしています。
ガンニークロスとは
産業用の麻の織物には、2種類ガンニークロスとヘッシャンクロスがあります。
縦糸1本に対して、横糸1本を織り込んでいるのがヘッシャンクロス。
縦糸1本に対して、横糸2本を織り込んでいるのがガンニークロスです。
写真を見ていただけるとよくわかります。
「ドンゴロス」という言葉を知っている方はもう少なくなっていると思いますが、
昔、お米を入れる麻袋を「ドンゴロス」と言いました。
この袋はガンニークロスでできています。
今でもコーヒー豆の袋はこのガンニークロスが使われることが多いです。
重量物を入れるために強度を上げた織物がガンニークロスなのです。
ガンニークロスのダンプシート
ガンニークロスのダンプシートの特長
化成品と比べた時の麻の大きな特長は次の通りです。
- 高温でも形が変形しない
- 天然繊維なので腐る
- 燃やしても有害物質はでない
- 化成品(フェルトタイプ)と比較すると安価
- 摩擦に強い
つまり、ガンニークロスのダンプシートは
「高温でも変形しにくく、処分が簡単で、安価で、摩擦に強い」と言えます。
ダンプシートのサイズ
ダンプシートは名前の通りダンプに使用するため、ダンプのサイズからご注文いただくことがあります。
主なサイズ (※メーカー・車種によってサイズは異なります。)
2t用 | 2m × 2.4m ・ 2m × 3m |
3t用 | 2m × 3.6m |
4t用 | 2.4m × 3.5m |
こちらはいずれも受注生産になりますので、上記のサイズ以外の場合でも生産することは可能です。
お問合せの際には、サイズを教えてください。
まとめ
毎日、日本中の道路でアスファルトは舗装されています。
工事現場で昼夜働く皆様のおかげで、私たちは安全に車やバイクで移動ができている訳ですね。ありがたいことです。
そんな皆様の現場でお役に立っている「ダンプシート」。
ご入用でしたら、是非当社までお問合せ下さい。