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【遮熱カバー】断熱と遮熱の違い
夏の屋外保管には商品変形・温度上昇を防ぐシートがオススメ!

これからは日焼けの季節。5月の紫外線量は8月の次に高いようです。
紫外線量が増える季節に気になるのが、商品の温度上昇。
夏に車を駐車しておくと、ハンドルやボンネットがとても熱くなっていますよね。
車だけでなく、屋外に保管している色んな商品も熱を持ってしまいます。
熱により商品に変形が起こることも。
そんな夏には、遮熱カバー・遮熱シートをお勧めします。
 
 

遮熱シート「パールホワイト」とは。

遮熱シート「パールホワイト」生地

まずは、当社の遮熱シート「パールホワイト」についてご紹介しましょう。
 
 ◎ 赤外線反射率が高く、遮熱性が高い。
 ◎ 表が白色・裏がグレーになっており、遮光性も高い。
 ◎ ラミネート加工がされているので、防水性がある。
 ◎ 耐候性があるので、長期の屋外保管でも劣化しにくい。
 
今回のコラムではこの『遮熱性』実験の様子をお伝えさせていただきます。
 
 

遮熱と断熱の違いとは。

あるお客様から「シートの遮熱性が高くても、気温が高ければ同じじゃない?断熱性がないと意味がないのでは?」
とご質問がありました。
遮熱と断熱の違いって分かりにくいですよね。
 
赤外線(熱に関する光)の反射率が高いシートの『遮熱性』は高くなります。
『遮熱性の高いシート』で覆われた物には熱が伝わりくく、温度上昇がしにくいです。
 
熱源が近い場合には断熱性が重要ですが、太陽光の熱を避けたい場合は、遮熱性の方が重要なのです。
理屈では分かっていても、中々想像しにくいですね‥‥。
実験して確かめてみましょう。
 
 

遮熱カバーの温度上昇抑制力は?

2020年、灼熱の8月。駐車場に20Lのポリタンクを5個並べました。
水温を測る温度計センサーをタンク内に入れ、5種類のシートに覆われたタンクの水温がどう変わるかを調査しました。
 
タンクに掛けるシートは次の通り。
  ① パールホワイト (おすすめ防水遮熱カバー)
  ② 白ピカ (当社のおすすめ防草・遮熱シート)
  ③ UVシルバー (よくあるグレーのカバー)
  ④ アルミ蒸着 (保冷バッグの素材)
  ⑤ カバー無し
 
汗をかきながら、温度計を設置!
準備段階ですでにUVシルバー(③)がどんどん熱くなっていることに気づきました。
④のアルミ蒸着シートもギラギラしており、遮熱性が高そうです。
 
カバーがないタンク(⑤)の日中の水温は40℃近くまで上昇する中、以下のような結果となりました。
・UVシルバー(③)の水温は37℃まで上昇しました。しかもシート自体がとても熱くなっていましたので、遮熱効果はあまりないことが分かりました。
・パールホワイト(①)、白ピカ(②)、アルミ蒸着(④)の日中の水温は35℃未満で、こちらの3つは同じような遮熱効果でした。
 
ただ、白ピカ(②)は防水性がありませんので、水に濡れると困る商品の保護カバーとしては向いていません。
アルミ蒸着シート(④)の方は数か月で劣化してしまいますので、長期間の使用には向きません。
 
その点、「パールホワイト」は防水性も耐候性もありますので、様々なシーンに使用できます。
 

「パールホワイト」使用例

実際にパールホワイトが使用されている様子をご紹介します。 
塩ビ管用のカバー
熱によって塩ビ管が変形するのを防ぐために使用されています。
こちらの現場では屋外保管用に、以前はグレーのカバーを使用されていたのですが、
前述の実験結果の通りグレーのシートは蓄熱してしまいますので、現在は全て白色のシートに変わりました。
ラックに合わせてスリットを入れたり、ハトメに紐を通すなど風に飛ばされないように工夫されています。
IBCコンテナ用のカバー
IBC水溶液の温度上昇を防ぐために使われています。
温度が上がると品質が低下する尿素水用のタンクカバーにも適しています。
残量確認窓を付けることや、面ファスナー・ファスナーなどの付属品を付けることも出来ます。
 

まとめ

屋外保管商品を太陽熱から守るためには、「パールホワイト」を使った遮熱カバーが有効です。
パールホワイトはアルミ蒸着シートと同等の遮熱性があり、防水性も耐候性もありなので屋外保管に向いています。
塩ビ管カバーやIBCタンク用のカバーとして、多くの屋外保管商品を温度上昇から守ってきました。
これからやってくる灼熱の夏に向けて、そろそろ準備を始めてはいかがでしょうか。
 
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