CASE STUDYお客様事例

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景観も防草もどちらも譲れない!観光名所「蓮園はすえん」の美しい景色への思い

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群馬県伊勢崎市にある「天幕城址てんばくじょうしあかぼり蓮園はすえん」は、室町時代後期に建てられたという天幕城の外堀跡に、中国蓮を植え付け、2004年6月に開園した花の名所。
7月から8月にかけて、薄紅色の中国蓮が4,000㎡の広大な敷地を彩り、幻想的で美しい姿を楽しめるスポットです。
例年、7月上旬から8月中旬の見頃に合わせて開催される「天幕城趾 あかぼり蓮園まつり」では、蓮の花のドライフラワーの配布などの様々なイベントが行われています。
蓮の花は早朝から午前中に開花するため、早めの時間帯が見頃。
地被植物活着シート「べた~とシート」を昨年に引き続き今年度もリピート採用いただいたので、当初の課題や使用感、率直なご感想などお話を伺いました。

蓮園はすえん内の広大な法面のりめんの雑草対策が課題に

蓮園内の法面に雑草が生え、これまでボランティアで園全体の景観を美しく保てるよう、定期的に草刈りをしていましたが、斜面の草刈り作業はかなりの重労働。
法面自体も5m程の高さで傾斜も比較的急なため、作業には危険が伴いました。
面積もそれなりにあるので景観を維持するのも一苦労です。
何か解決策はないかと探していたところ、新聞に掲載されていた「べた~とシート」の記事を読み、興味を持ちました。
 
草刈りの手間軽減のためだけであれば一般的な防草シートでも良いのですが、”蓮園”という皆さまに花の美しさや景色を楽しんでいただくための場所でもあるので、景観を損ねないものを、と検討した結果、「べた~とシート」の採用に至りました。

一般的な防草シートと同じく下準備は2週間前から入念に

___あかぼり蓮園さまで実際に行った下準備について解説します(営業担当)

 

施工2週間前に除草剤を散布し、地面との密着性を高めるため整地作業を行い、枯草や石を除去します。

ここの現場は柔らかく崩れやすい土質だったので、客土きゃくど※し、スコップ等で転圧作業もしました。

 

 

※客土…ある土地に他所から土を搬入すること

 

___シート施工も通常の防草シートと同様でしょうか。

 

基本的には同じです。

シートを延長方向に敷設し、固定ピンを打設していきます。

法面での作業は傾斜があって足場に困るので、脚立を立て掛けて足場にすることで作業が楽になるのでオススメです。

丁寧な苗の定植作業と不陸の調整も重要なポイント

___普通の防草シートだとここで終わりですが、べた~とシートはシート施工後に苗を定植します。

あかぼり蓮園様での現場写真を交えてご紹介します(営業担当)

 

「センチピードグラス苗200穴セルトレー」を準備します。

 

固定用のアンカーピン等を用い、苗定植箇所に穴を開けていきます。

穴と苗の間に隙間ができないよう、苗をしっかり押し付けて、密着させるよう植え付けるのがポイントです。

 

 

不陸ふりく箇所は、苗定植箇所の周囲に固定ピンを固定し、不陸調整を行います。

不陸が大きい場合、苗がシートに埋もれてしまうことがあるので、ここでひと手間を惜しまないこともキレイな景観のためには大切です。

下準備から苗定植まで約3か月がかりで施工した「べた~とシート」、やっとひと息…と思ったら、実はもうしばらく水やりのお世話が必要でして。

そこは「あかぼり蓮保存会」のボランティアの皆さまがかなり頑張ってくださいました。

 

___補足ですが、苗定植の時期はけっこう大事なんです(営業担当)

センチピードグラス苗の定植に適しているのは5月中旬~7月中旬です。

7月も猛暑で苗が弱りやすい環境のところも多いので、できれば梅雨前の5月中旬~6月初旬くらいには定植しておくのがオススメですよ。

定植後に雨が降れば潅水作業を省けるというメリットもあります。

施工後1か月間の管理はボランティアの力を合わせて

___定植後の経過はいかがでしたか?

定植後は定期的な水やりが必要なので、センチピードグラスがしっかり定着するまでのお世話がなかなか大変ではありましたが、ボランティア一同、様子を見ながら定着のための水やりを実施しました。

しっかり定着してくれて、長期的に見れば、このときの頑張りも報われます。

 


写真は苗定植から2ヶ月経過したところ。8割程度被覆した状態。

 

7ヶ月経過後の被覆状況。夏より更に広がり、9割程度被覆。

センチピードグラスは冬期には茶色くなり、休眠状態に。春に再び萌芽し緑色に戻ります。

施工後、約1年経過。冬は茶色だったセンチピードグラスも青々とした緑に戻り、景観も保たれている。

センチピードグラスが
期待以上に定着。
定期的な草刈りがぐっと楽に

初年度は予算の兼ね合いもあり、法面全体の約10%、20m程度に施工しました(全体で法幅5m×延長250m程度あります)。
1年が経過しましたが、センチピードグラスが期待していた以上に広がってくれています。
 
当初はノシバを検討していたものの、定期的な除草剤散布が必要になり、蓮が枯れたり、土壌が枯渇する事で法面が崩れやすくなる懸念がありました。
「べた~とシート」なら、初めの除草剤散布は必要ですが、施工後は雑草も抑えながら、センチピードグラスの根が張るので、定期的な草刈り作業も減り、法面も崩れにくくなったので、とても満足しています。
 
今年も継続で50m施工しましたので結果が楽しみです!
 
蓮園に訪れるお客様にも、心地よく観覧を楽しんでもらいたいですし、より多くの方々に観に来て欲しい。
そのためにも園内の景観向上に繋がる「べた~とシート」には今後も期待しています。
  • 7月の蓮園の様子

使用商品

べた~とシート

防草と地被植物活着効果を併せ持った、国内初の二刀流防草シートです。特殊織物により“センチピードグラス”を活着させ、更にシートと地面の一体化による土壌流出を防止します。
畦畔等における草刈り作業を減らせるので、維持管理コストの大幅削減が期待できます。
センチピードグラスのアレロパシー効果により他の植物の生長促進を阻害することで、雑草抑制にも繋がり、綺麗に緑化することができます。
農地畦畔や法面の雑草対策及び緑化、工場の緑地化、歩道脇の植栽帯、観光農園や公園など、色々なシーンでご使用頂いています。
 

  •  農林水産省の官民連携新技術研究開発事業(H28年度~H30年度)
  • 「農地畦畔における草刈り“ゼロ化”管理の省力化技術の開発」成果品
  • NETIS(国土交通省新技術情報提供システム) 登録番号:QS-230001-A
 
 

Comments

地方創生にも都市部の緑化管理にも推進していきたい

[営業担当者のコメント] 小泉製麻・営業 

「べた~とシート」は農地畦畔における草刈り“ゼロ化”を目標に、産学官連携事業(農水省 官民連携新技術研究 平成28年度~平成30年度)を経て、生まれた商品です。
創業当時から培ってきた織物のノウハウから、2つの異なる織りを交互に組み合わせる当社独自技術により、センチピードグラス(ムカデ芝)の活着促進と雑草抑制効果の両立が可能となりました。
「防草」「緑化」「土壌流出防止」の3つの機能を持たせることができ、今では全国各地の農地畦畔で導入が進んでいます。

最近では景観性を重視される都市部のお客様からのご相談も多く、公園管理や工場緑地化など多様な事例でご活用頂き、センチピードグラスにおける活着性の良い工法として高い評価を頂いています。

今回、あかぼり蓮保存会様で「べた~とシート」をご使用頂いたことで、地元の観光名所として盛り上げていきたいとの思いに少しでもお役に立てていたら嬉しいです!
そのような地域振興につながる取り組みにおいても、当社の商品がお力添えできるよう今後も努めてまいります。