CASE STUDYお客様事例

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空き家管理に防草シート
時間・手間・コストの軽減に。

  • 業務用液体容器・
    物流資材・カバー
  • 農業資材
  • 緑化土木資材・
    補修資材

増える、空き家問題。

増加する空き家が社会問題になっています。2018年の土地統計調査によると日本の総住宅数は6240.7万戸、総世帯数を上回っています。総住宅数の内、「空き家」は838.9万戸、空き家率は13.6%となり、前年度比から3.6%増となっています。 1960年代から空き家は増え続けているのです。

 

ここで問題視したいのは「空き家が増えていること」よりも、「適切に管理されていない空き家が増えていること」です。

 

 グラフ:平成30年住宅・土地統計調査 

なぜ空き家管理が必要?

空き家は管理を怠ると、屋根や外壁などの劣化による剥がれ落ち、破損や倒壊の危険があります。

特に空き家の庭は、不法投棄から発生する異臭や、迷い込んできた野良猫・野良犬・ネズミによる衛生的な問題、不審者が侵入・滞在することによるセキュリティ問題、立木の乱雑な生長による景観の悪化・地域の資産性損失など多くの問題を引き起こしかねません。

 

空き家増加の理由には所有者の高齢化や若い世代との同居などたくさんの理由があげられます。いずれにせよ、近隣住民の方々の生活を害すようなことは避けたいもの。

今回は「頻繁に手入れできない空き家の庭をきちんと管理したい」というご相談をご紹介いたします。

突然譲り受けた家、
大変だったのは…

 

―空き家を所有されているIさんのお話

 

13年前に祖母が亡くなり、京都市内の家を相続しました。私自身は神奈川に住んでいましたが、遺産整理のため神奈川から京都に頻繁に来ることとなりました。

 

遺産整理が大変なのは予想通りでしたが、庭の管理をしなければならなかったのは予想外でした。写真の通り、もともと草木の多い庭でしたが、人の手が日常的に入らなくなったことにより「草木の葉が飛んでくる」と近隣の方からのお困りの声をいただいてしまったのです。家の敷地外にも草がはみ出しますし、やはり隣接する住民の方々や道路を通行される方の中には気にされていた方が多かったようです。

時間と体力が奪われる雑草管理

近隣の方々のご迷惑にならないよう、外周の掃除を頻繁に行いました。しかし、三方を道路に囲まれた土地です。週3回、1回3時間をかけて掃除しなければ間に合わないほど、草はどんどん生えてきますし、葉は散らばります。

遠方に住んでいることもあり、週3回も掃除することは難しかったので、まずは造園業者さんに手入れを依頼しました。業者さんが年2回、植木の剪定と雑草の刈込みをやってくださいました。しかしそれでも雑草はすぐに生えてきてしまいますし、すぐに自分で雑草処理を行う必要がありました。

 

神奈川から京都市までは片道4時間です。仕事もしながらの遺産整理だけでも時間がかかる中、庭も気にかけなければならない… 時間的にも体力的にももう限界でした。 そんな時、とにかく管理を楽にしたいという思いで、防草シート緑化マルチフェルト ver.5を敷設したのです。

体力・時間・コスト、
とにかく負担を減らしたい。

 

防草シートを張った後はとにかく楽になりました。雑草が生えてこないので単純に草刈り作業がなくなりましたし、飛び散る葉の量も減りました。気の向いたときに掃き集める程度で間に合うようになりました。

神奈川から京都への移動回数も減り、体力的にも楽になりましたし、時間も節約することができました。移動のための交通費も必要なくなりました。費用の話をすると、造園業者さんに依頼する回数も年2回から1回に減りました。1回23万円ほどでお願いしてましたから、かなりの負担減です。

 

今回、防草シートを敷設するという選択をして本当に良かったと思っています。

あとは、もっと気軽に防草シートの敷設をしやすいよう自治体が補助金を出してくれたらなぁと思います。

私のように遠方の空き家を管理しなければならない方は多いでしょうし、一軒家に一人で暮らしてらっしゃる高齢の方にとっても雑草管理は体力的に難しいと思うんですよね。そういう方々が楽になる商品だと思ってます。

使用商品

[防草シート]
緑化マルチフェルト ver.5

スパンボンド不織布と短繊維不織布の2層構造です。

チガヤやイネ科等の強壮雑草抑制に効果を発揮します。

消防法に定められたクレビスタバコ法による防炎性能基準値内です。

NETIS(国交省新技術)
    SK-000011-V「パワーマルチ工法」対応品 

商品(防草シート)についてはコチラをご覧ください。

Comments

現場・ご要望に合わせた防草シートのご提案が可能です。

 今回のご相談のように、遠方の空き家を管理しなければならない方のお話をよく伺います。空き家になった理由も、ご両親が介護施設に入所されてといったケースでは、介護と母屋も含めた敷地管理を両立しなければなりません。実家の管理作業に取られる手間と時間を削減し、ご両親の介護などに専念しやすいご提案ができないものかと考えていました。

 今回のケースでは、繁殖力の強いイネ科植物の多い現場であったことと、施主様から「すぐに劣化せず、見た目が悪くなりにくいシートが良い」というご要望もあり、より長期間にわたって敷設することのできる『緑化マルチフェルト ver. 5』をご提案させていただきました。弊社では現場の状況に合わせて、防草シートをご提案させていただいてます。