『バロンスクリーンホワイト涼風』で秀品率UP!おいしいイチゴをお届け
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「美土里農園」は栃木県芳賀郡茂木町の豊かな自然の中でイチゴ狩り園を運営しています。
季節に合わせて有機肥料を配合し、土づくりからこだわり、厳しい気候条件の中で育つ野菜たちは、寒暖の差から本来の甘味と旨味を蓄えて育ちます。
農業に魅せられた若者たちが集まり、持続可能な農業を模索しながら、安全・安定品質のイチゴを生産している農園で、年間5,000人以上がイチゴ狩りを楽しんでいます。
高拡散反射・遮光ネット「バロンスクリーンホワイト涼風」をリピート採用いただいたので、当初の課題や使用感、率直なご感想などお話を伺いました。
黒マルチによる高温障害、
液だまり、秀品率が課題
___『涼風』を使用される以前は、畝に何か使用されていましたか?
もともと、畝には黒マルチを敷設していました。
栽培にとって必要な資材ではありますが、黒マルチが熱を持ち、接触したイチゴの実が軟化(=柔らかくなる)してしまい(高温障害)、B品が多くなる課題がありました。
また、薬剤・肥料散布から発生する液だまりによって、イチゴにマルチが張り付き、色味の低下につながることもしばしばありました。
そうなると、せっかくのイチゴが、加工品に回さざるを得なくなります。可能な限り秀品率を上げて出荷したい、というのが以前からの課題でした。
イチゴの生育状況を見ながら資材の使用タイミングをはかる
___栽培スケジュールや『涼風』使用のタイミングは?
9月中旬頃 イチゴの苗を定植
10月上旬 花芽がでる
10月末頃 実がなる(緑色)/ 『涼風』を敷設
11月上旬 実が赤くなってくる
翌年の5月末頃まで、4~5サイクルの栽培が可能です。
実がなった後に、黒マルチの上に『バロンスクリーンホワイト涼風』を敷設しています。
___栽培のポイントはありますか?
苗の定植後2カ月でできるだけ大きくしたいのですが、寒いとなかなか大きくなりません。
そこで、黒マルチを活用します。
ただ、寒いからといってすぐに黒マルチを敷設するわけではなく、根がしっかり張って、
上の葉も育ってから、というのがポイントです。
花芽を見て「育っているな」と確認できたら敷設のタイミングです。
地温を上げることで、根の張りをよくする効果がありますが、温度が高すぎると今度は花があがってこない。
生育状況をしっかり観察して、資材を使用するタイミングをはかっています。
秀品率UPの効果を実感!
『涼風』使用後の変化
___『涼風』導入後の使用感はいかがでしょうか?
イチゴの高温障害に課題を感じていたところ、『涼風』を紹介され、試験的に使用してみることにしました。
実際に使用してみて、マルチに直接実がつかず、実がベタベタにならないのがとにかく良かったです。シートがすのこ状になっているので、水分が溜まりにくいんだと思います。
最大の課題だった高温障害で実が軟化してしまう問題に効果が感じられ、秀品率も約10%UPしました!
白色が見やすく、採り残し防止に
___色が「白色」という点も気に入っていただいているとか?
そうですね、黒色よりも、イチゴの赤が映えて実も見やすく、収穫時に採り残しも少なく作業性も向上しました。
採り残しがあると、腐った実が虫を媒介し、病気のまん延にもつながってしまうので、収穫時に見やすいのは作業者として嬉しいですね。
当園の場合は観光農園なので、”見た目も明るくなり、キレイ”といった点も気に入っています。
効果を実感!大量のスクリーンを長持ちさせて今後も継続していく
___『涼風』を継続使用されていて困られたこともありましたか?
『涼風』は、数年前に試験導入して効果を感じられたので、翌年10巻、その翌年さらに40巻、と使用量を増やしていきました。
長く使用するとともに、汚れなどもつくので、ハウス8棟分のスクリーンを洗浄する作業がなかなか大変です。
このあたりの作業が軽減されたらよりいいですが、よい方法を模索中です。
長持ちさせて使っていくには、洗浄作業など、やや手間がかかる部分がありますが、『涼風』自体は、遮熱効果があり、秀品率に良い影響があることを実感しているので、今後も使用していきたいです。
持続可能な農業を模索して
安定した品質のイチゴを
これからも
使用商品
バロンスクリーンホワイト涼風
紫外線域を含む高拡散反射により、微小害虫の忌避に効果を発揮します。赤外線も高反射するため、生産物の光合成促進、色付け、遮光、遮熱に効果的です。
幅広い効果が期待できるので、野菜等の生産現場以外、他産業用途にも幅広くご利用いただけます。
Comments
作物の品質向上・収量アップ、作業環境改善につながる製品のご提案をしていきたい
[営業担当者のコメント] 小泉製麻・営業
イチゴといえば冬~春にかけて目にする機会が多いかと思いますが、主に業務用向けとして夏秋イチゴも栽培されています。
暑さや病害虫の発生など、イチゴの栽培にとって非常に過酷な時期ですが、ぜひ「バロンスクリーンホワイト涼風」をお試しください。
日頃、食卓で何気なく口にする果物ですが、今回の現場取材を通し、農家様の作物にかける並々ならぬ努力や苦労を肌で感じました。
資材メーカーとしても、より一層お役に立つご提案、資材のご紹介ができればと思います。
今後も様々な生産課題に直面している農家様へ、作物の品質向上・収量アップ、作業環境改善等につながる製品を総合的にご提案してまいります。