CASE STUDYお客様事例

17

ストレッチフィルムを大幅減!『はらまきベルト』で減プラを実現

  • 業務用液体容器・
    物流資材・カバー
  • 農業資材
  • 土木資材

神戸市の表面処理剤メーカー「株式会社ムラタ」様。
日本で第一号全自動めっき装置の製造を行い、業界の発展に寄与してきた創立50年以上の歴史ある企業です。
倉庫への横持ちの際に、ストレッチフィルムを荷崩れ防止のために使用しておられましたが、
環境配慮の施策と作業効率化のため、荷崩れ防止資材の「はらまきベルト」を採用いただきましたので、
これまでの課題や使用感、率直なご感想などお話を伺いました。

倉庫に移動するためだけのストレッチフィルムを削減したい

___『はらまきベルト』は製品の倉庫移動に使用されていると伺いましたが、どのような課題がありましたか?

 
当社は、B I Bバッグインボックスに充填した製品を、工場から少し離れた外部倉庫に在庫しています。
「当社 ⇒ 外部倉庫」の製品移動は、「100パレット/月」ほどあり、全てストレッチフィルムを巻いて移動させていました。
 
ストレッチフィルムなしでは運搬時に荷崩れを起こすため、欠かせない工程ではあるのですが、
倉庫に到着すると、荷崩れ防止のために巻いていたストレッチフィルムは切って廃棄することになります。
環境配慮の面で気にかかっており、何か対策ができれば…と考えていました。
 
同時に、ストレッチフィルムを中腰で下から上へと巻いていく作業は作業者への負担にもなるため、
作業効率化や負担減につなげたい、という課題もありました。

当社仕様にカスタマイズした「はらまきベルト」を採用

倉庫移動にかかる作業やストレッチフィルムの使用量に課題を感じていたところ、「はらまきベルト」を提案いただきました。
 
折り畳んだ状態の「はらまきベルト」

折り畳んだ状態の「はらまきベルト」


オーダーメイド品で、各企業・現場によってカスタマイズできるとのことで、まずは一般的なサンプル品を見せていただき、当社で実演してもらいました。
 
最初に商品を見た時は、初めて見る商品で、つくりもシンプルだったので「これで本当にできるのか?」とやや不安でしたが、やってみると意外と簡単にできたので、採用に至りました。
 
 
 
ムラタ様仕様の「はらまきベルト」

ムラタ様仕様の「はらまきベルト」

 
一部の仕様をカスタマイズできるので、当社のパレットサイズをお伝えし、「商品名を印刷した紙を入れるポケットが欲しい(クリアファイルのような素材で、荷物の中身が一見して判別できるようにしたい)」という希望を出しました。
ポケットのサイズなどを実際に確認しながら「当社仕様」の「はらまきベルト」が完成。
 
50枚購入し、主に外部倉庫への移動時に使用しています。  
 

倉庫移動でのストレッチフィルムの使用量が大幅減に!

___『はらまきベルト』使用後、ストレッチフィルムの使用量が減った実感はありますか?

 

そうですね、ちょうど商品チラシに記載されている「年間1,200パレットで使用したら約120kgプラスチック量を削減できる」の例と同等の使用量なので、まさにチラシの通りに減らせています。
 
いまも、上部に端数の商品を積む場合などは、ベルトからはみ出してしまう箇所があるので、仮止め用にストレッチフィルムを1周だけ巻いていますが、使用量は格段に減りました。
 
 
ストレッチフィルムの使用量が多いという課題を感じていたため、環境対応という面での改善効果が大きく得られて嬉しいですね。
 
 

___『はらまきベルト』の回収はどのようにされていますか?

 
使用しているのが、商品の出荷ではなく、「倉庫移動」というシーンなので、パレットと一緒に回収しています。
ストックを持ちつつ、何枚かローテーションを組みながら、繰り返し使用しています。
 

 

___受け取られる外部倉庫会社様の反応はいかがでしたでしょうか?

 

ストレッチフィルムだと倉庫サイドで廃棄するしかないので、シンプルに「ゴミが減って良かった」と評価をいただいています。

「こういった商品は初めて見た」とも言われましたね。
パレットと一緒に回収する必要はありますが、倉庫サイドでも不便さやデメリットはなさそうでした。

作業効率UPで大幅な時短に

___作業効率化という面ではいかがでしたか?
 
ストレッチフィルムを荷物の下部から上部に巻いていく作業がなかなか大変で。
それを毎日何パレットも、何重にもぐるぐると巻く必要があるわけなので、作業者の腰に負担がかかっていました。
 
ただ、毎日やる作業だったので、当たり前に「そういうものだ」と思って作業をしていました。
 
1パレット5分程かかっていた作業が、「はらまきベルト」の扱いに慣れると1-2分でできるようになりました。
 
 
作業時間の削減になり、腰への負担も軽減されたので、かなり助かっています。
 
*作業に慣れたため、補助ベルトを使用せずに作業しています
 
 

___工場敷地内での移動にも使用されることはありますか?

 

ありますよ、工場の2Fから1Fへの移動の際にも活用しています。
空のポリ缶を洗浄して、上の階から下の階(充填作業場)に下ろす作業があるんです。
 
これまでは
「ネットで固定して下ろす」
という方法で工場内の移動をしていました。
 

 
ネットを使用する以前、ストレッチフィルムを使用していた時期もありましたが、
工場内の一時的な移動のためだけに使うのはもったいないので、ネットを使用していました。
ただ、ネットは絡まるため扱いにくく、作業時間がかかるといった課題を抱えていました。
 
「はらまきベルト」を購入してから、工場敷地内の移動にも使用できたことで、作業時間の短縮につながりました。
 
 
___他、何か「はらまきベルト」に変えて良くなったことはありますか?
 
一部の商品は、中身の液体がやや温かく、冬場、充填後すぐにストレッチフィルムを巻くと、
BIBの段ボール(個装ケース)が結露することがあったんです。
そのため、1日冷ましてからフィルムを巻くようにしていました。
11月~4月くらいの間はそういった対応をしていたんですが、スペースも取るし、できれば早く倉庫に運びたかったんですよね。
 
「はらまきベルト」は通気性があるので、充填後の冷ます工程を挟むことなく倉庫に運んでも問題ない、ということに冬の時期に使用してみて気づきました。
充填後、すぐに倉庫に移動できるのは、作業効率という面でとても大きな改善だと思います。
 
 
___ポケットの存在も作業効率に影響はありましたか?
 

これまで、ストレッチフィルムを巻いた後に、製品情報が書かれた紙をガムテープで貼ってたんです。
紙の両サイドに2か所貼る感じで。
ガムテープが途中でなくなってしまったり、剥がれてしまったり、”2か所貼る”という工程が、今思えばちょっと手間だったなぁ、と。
 
ポケットに紙を差し込むだけでよくなったので、作業の簡易化ができ、作業時間も削減できました。
この部分は当初、特に意識していたポイントではなかったんですが、ガムテープで貼る作業がポケットに変わると「すごく楽になったな」「いままでけっこう手間のかかることしてたんだ」と気づきました。

環境配慮と作業の見直しを意識し より良い製品の供給を目指す

___しばらく使ってみて、こんな仕様があったらもっと便利では、といったご意見はありますか?
 
当社は、倉庫への移動時や、積み下ろしをする場所に”屋根がない”ところも多くて。
車に積み込みする際、雨の日は、荷物が濡れてしまうんです。
雨の日は屋根がないところを移動させるときに濡れてしまう

雨の日は屋根がないところを移動させるときに濡れてしまう


ストレッチフィルムは天面までぐるぐる巻きにするので雨が降っても問題なかったのですが、「はらまきベルト」は天面があいているので、雨の日にシャワーキャップのような感じで被せるものがあったら…とは思います。
普段は特に困ることもないので、当社の工場のつくりと雨の日限定での要望なんですが。
 
あとは、色んなパターンの生産バッチがあるので、パレットへの積載数は毎回同じという訳ではありません。
積載数に合わせて、ベルト幅が長いもの、短いものなど、サイズの選択肢が広がるといいな、と思うこともありますね。
 
引き続き、よい製品を安定して供給していくためにも、現場の作業環境の見直しや環境配慮の取り組みを進めていきたいと考えています。
「はらまきベルト」のおかげで改善できた部分も大きいので、今後も継続使用していきます。

使用商品

はらまきベルト[受注生産品]

ストレッチフィルムの代わりに

  • 繰り返し使用でき、ストレッチフィルムの使用量削減
  • 本体ベルトは、丈夫で軽量なポリプロピレン製(クロスコンテナと同材質)で、繰り返し使用可能
  • さまざまな形の荷物を固定
  • 荷物のサイズに合わせて高さと長さを設計
  • 面ファスナーでベルトを固定し、荷物の荷崩れを防止
  • アジャスター部(ベルト部)で、荷物の形が変わっても締め具合を調節可能
  • 一人でセット可能(補助ベルトを荷物に掛け、一人でも作業ができる)

詳細を見る

 📌 YouTubeでもこちらのお客様事例をご紹介しています。

Comments

物流現場の助けになる商品を提案

[営業担当者のコメント] 小泉製麻・営業

作業の効率化や物流・環境問題への対応を求められる昨今。
「何かしなくては」と思いながら、「一体何から始めたら・・・?」と悩まれている企業様、現場担当者様も多いのではないでしょうか。
これら課題に対し、何か助けになる資材が作れたら、と長年培ってきた織り物や加工のノウハウを活かし、誕生したのが『はらまきベルト』です。
シンプルなつくりの中に工夫をこらした商品なのですが、発売当初は見慣れない商品ゆえに半信半疑の声もよく耳にしました。
それでも小泉製麻の製品なら、とお試しいただいたのをきっかけに、課題を1つ1つクリアしながらご採用に至り、現場でしっかり活躍してくれている『はらまきベルト』を誇らしく思います。

これからもお客様の(現場の)声に寄り添い、より良いものをご提供できるよう取り組んでまいりますので、何かお困りごとがあれば是非お声掛けください!