高品質いちごを支える“よい環境づくり”──ハダニ対策資材の効果とは?
- 業務用液体容器・
物流資材・カバー - 農業資材
- 土木資材
滋賀県で一番小さな町「豊郷町」で2011年3月に農業をスタートした市川農場さま。
約1,800㎡のハウスでは、いちごを中心とした農作物の栽培に加え、いちごバターなどの加工品開発・販売にも力を入れ、「6次産業化」に積極的に取り組まれています。
いちごは地元の方々に届けるほか、加工品は海外にも展開。「小さな町から世界へ」を合言葉に、地域に根ざしながらも挑戦を続けておられます。
「経験と勘」に加え、「テクノロジー」も積極的に活用。温度やCO₂の管理を徹底し、温湯管とミストを除き、必要な設備はすべて整え、可能な限り自動化を進めておられます。
その結果、通常1反あたり4tとされるいちごの収量を、約8t/反と大きく上回る実績に。「環境を整えれば、収量だけでなく、味も自然と良くなるんです」と市川さま。そんな“よい環境づくり”の一環として、ハダニ対策に天敵製剤『チリカ・ワーカー』を導入いただいています。今回は、その導入の背景や使用感についてお話を伺いました。
*ハウス情報:
間口7.5m×奥行85m×2棟、間口7.5m×奥行37m×1棟 育苗ハウス間口7.5m×奥行40m 合計面積:約1,800㎡
いちご農家の課題「ハダニ対策」に――導入のきっかけは?

『チリカ・ワーカー』は、害虫ハダニの防除に優れた効果を発揮する天敵・チリカブリダニを用いた天敵製剤です。農薬の抵抗性がついたハダニにも効果的で、作物の近くに設置または放飼するだけでハダニ類を捕食してくれます。
環境にやさしく、食の安全・安心にもつながる資材として、持続可能な農業をサポートします。
市川農場さまでは、限られた面積で最大限の成果を目指す栽培スタイルのなかで、「よい資材があれば積極的に取り入れたい」との思いから『チリカ・ワーカー』を導入いただきました。
以前は他社製品を使用していましたが、代理店の方から紹介されて、まずは試してみようと使い始めました。
小泉製麻さんのことは滋賀県に工場があることもあり、名前は知っていたので使ってみようかな、という気になりました。
ただ、麻紐やフレキシブルコンテナなどの印象が強くて。天敵製剤など農業資材も扱っていると聞いて、正直驚きましたね。
効き目の実感と、扱いやすさが継続利用の決め手に
うちは冬でもハウス内を25℃に保っているので、ハダニや菌にとってもいい環境になってしまうんです。
そのため、以前から他社のチリカブリダニ剤を使用していました。
ハダニが多発していたスポットに試験的に『チリカ・ワーカー』を放飼してみたところ、非常によく効いて、ハダニがほとんど見られなくなったんですよ。
効果を実感できたので、継続利用を決めました。
また、「ボトルが小さくて扱いやすい」と物理的な使い勝手にも高評価をいただいています。
シーズンに応じた使い分け。より安定的なハダニ対策を
___『チリカ・ワーカー』を使用するタイミングについて教えていただけますか?
うちでは、シーズン初期には「ミヤコカブリダニ」を、11月と2月には『チリカ・ワーカー』と、時期に応じて使い分けています。
『チリカ・ワーカー』は実際に使ってみて、しっかり効くので今後も続けたいですね!
進化を止めず、より良い環境と、より美味しい いちごのために
市川農場さまでは、安定した品質と収量の実現に向けて、「よい環境づくり」を常に意識されています。
テクノロジーの活用や資材の見極めに加え、SNSでの情報発信も、毎日欠かさず続けられています。栽培記録としてだけでなく、自らの取り組みを広く伝える手段としても、活用されているのが印象的です。
限られた面積でも最大限の成果を上げるため、日々の工夫と改善を積み重ねながら、より美味しいいちごを届ける努力を続けられています。
使用商品
チリカ・ワーカー
害虫ハダニの防除に優れた効果を発揮する天敵・チリカブリダニ
- 生物農薬なので環境にやさしく、人畜への毒性の心配なし
- 小さなワンタッチボトルで簡単放飼
- 農薬の抵抗性がついたハダニにも効果的
- 農業先進国・イスラエル産で、世界数十か国での使用実績あり
※『チリカ・ワーカー』は小泉製麻の登録商標です。

Comments
高品質ないちごづくりを支える存在として ── さらなる資材提案にも取り組んでまいります
[営業担当者のコメント] 小泉製麻・営業
いちごの販売だけでなく、加工品の開発や海外への販路開拓など、幅広くご活躍されているお話を伺い、大変刺激を受けました。お忙しい中、取材にご協力いただき誠にありがとうございました。
いちごにとって“よい環境づくり”を重視される中で、ハダニ対策として弊社の「チリカ・ワーカー」をご採用いただけたこと、大変うれしく思っております。今後は「チリカ・ワーカー」以外の資材についても、ぜひご提案させていただければと思っております。
また、「となりの人間国宝」に認定された方にお会いできたことも、個人的にとても感激いたしました。
