CASE STUDYお客様事例

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高品質アスパラを高温障害から守る─「涼風」で品質と収量を支える環境づくり

  • 業務用液体容器・
    物流資材・カバー
  • 農業資材
  • 土木資材

兵庫県姫路市を拠点に、高級グリーンアスパラ「ひめアスパラ」を栽培する「合同会社aspear」さま。
中心メンバーである丸野さまは、もともと岡山や姫路で車エビの養殖を行っており、その過程で発生するバクテリアの特性を活かした土壌改良剤を開発していました。北海道のアスパラ農家に試用してもらった際、その美味しさに衝撃を受け、「自分でもこの品質を届けたい」と一念発起。アスパラ栽培を始めるきっかけとなりました。
現在は、11棟・計1,500坪×2カ所と、兵庫県小野市で500坪の圃場を展開。減農薬・化学肥料不使用にこだわり、見た目・味ともに高品質なアスパラを栽培されています。
2025年には遮熱対策として『バロンスクリーンホワイト涼風すずかぜ』を導入。その背景や実際の使用感を伺いました。

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課題は夏の高温障害──「涼風」でハウス環境を改善

___『バロンスクリーンホワイト涼風』を採用される前はどのような課題がありましたか?

 
涼風アスパラは比較的寒さには強い作物ですが、夏場の高温には弱く、ハウス内の温度が高くなると、高温障害が発生し、株が弱ってしまいます。 2024年の定植時は、ハウス天井に黒色遮光ネットを展張しましたが、サイドには設置せず。その結果、サイドの株の半分ほどが高温障害でダメになってしまいました。
 
昨年の被害を繰り返すわけにはいかない、と今年からハウスサイドの遮熱対策を検討することにしました。当初は内張りカーテンを想定していましたが、「ハウスサイドの遮熱・遮光であれば、これが最適」と『バロンスクリーンホワイト涼風』をご提案いただき、採用を決めました。

軽量で扱いやすい!設置後から遮熱の効果を実感!

___『バロンスクリーンホワイト涼風』を設置されたときの作業性などはいかがでしたか?

 
ハウス側面に設置した「涼風」

ハウス側面に設置した「涼風」

2025年3月、全棟のハウスサイドに「バロンスクリーンホワイト涼風」を展張しました。軽量で作業性も良く、設置はスムーズに完了しました。
 

___暑さや高温障害対策としての効果はいかがでしたか?

 
導入後の今夏は、昨年と比較して高温障害による被害が半減しました。株の生育も良好で、作業環境も大きく改善しました。
夏場はハウス内は50℃くらいにまであがるので、昨年は作業をためらうほどでしたが、今年は数十分の作業が可能になりました。体感が全然違いますよ!
 
 

想定以上の成長促進効果も

___その他、使用されてみて、なにかお気づきの点などありますか?

 

嬉しいことに、草丈が昨年の約2倍に成長しました。昨年が1年目ということを考慮しても、成長促進効果に驚いています。太陽光の反射がこれほど成長促進につながるとは思わなかったです。これは嬉しい誤算です。

さらなる“ひめアスパラ”の品質向上へ

遮熱目的で導入された『バロンスクリーンホワイト涼風』は、高温障害の軽減だけでなく、生育促進にも効果を発揮しています。
 
来年からは夏場の本格的な収穫も予定されており、より元気で美味しい「ひめアスパラ」の提供が期待されます。
 
今後は販路を拡大し、一人でも多くの消費者に“高品質なアスパラの美味しさ”を届けることを目指されています。
 

 📌 YouTubeでもこちらのお客様事例をご紹介しています。

使用商品

バロンスクリーンホワイト涼風

多機能・多用途 高拡散反射ネット

  • 高い反射率でハウス内の猛暑・高温障害対策に貢献します
  • 紫外線域を含む高拡散反射により、微小害虫の忌避にも効果を発揮
  • 赤外線も高反射するため、ハウス内で使用すれば、生産物の光合成促進や色付けにも効果的
幅広い効果が期待できるので、野菜等の生産現場以外、他産業用途にも幅広くご利用いただけます。
 
・特許取得商品 (特許番号 第6319853号)
 

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Comments

暑さ対策から生育促進まで──予想以上のお声をいただいて

[営業担当者のコメント] 小泉製麻・営業

今回、最大の課題であるハウスサイドからの日射対策に太陽光反射機能と適度な通気性をもつ『バロンスクリーンホワイト涼風』が最適と考えご提案しました。実際に導入いただき、ハウス内の環境改善や高温障害の軽減につながったと伺い、大変嬉しく思っています。
さらに、想定以上に株の成長が促進されたというお声は、私たちにとっても新たな発見でした。資材が単なる「暑さ対策」にとどまらず、作物の生育にも貢献できたことは大きな喜びです。
これからも「ひめアスパラ」の品質向上と、農作業の負担軽減にお役立ていただけるよう、引き続きサポートしてまいります。